FC2ブログ

ボロニーズの飼い主が見逃しがちな大切なこと。

春は気温の変化も激しく、花粉を初めとして空気中に多くのものが漂い、風の強い日も多い季節です。このような時に[
注意してあげたいのは、「目」です。人間のように埃や花粉が多ければサングラスのようなもの目を守ってわんちゃんはお散歩が出来ません。また身長からしても、塵や埃、不純物の多い空間でのお散歩です(埃などは上から下に落下してきますので)。普段気を配ることにかけてしまっている目について注意をはらい見守るということはとても大切なことです。
ボロニーズは、愛称「みつぼたんちゃん」と呼ばれることがあるほど、お目目が大きい傾向にある犬種です。ですからひときわ可愛いボロニーズの「目」について特にこの季節気を配ってあげることは必要なことです。

 他の病気のことでも思うのですが、愛犬が症状を言葉にして訴えてくれたら、どれほど分かってあげられるかと思うのです。目の病気でも激痛を伴うことがありますが、多くの場合には、痒みやある程度の痛みということでしょう。しかし、だからといって大きな問題ではないと言うことではなく、放置しておくと失明してしまうような病気もあります。また、自分のこととして想像しても、いつも目が痒かったりちくちく痛んだりしたら、とても不快でつらいことでしょう。

 口で症状を訴えることができない愛犬のために、飼い主である私たちが、目に異常が生じていないか、意識して見守ることが大切でしょう。

 毎日の生活の中で、愛犬が前足で目をこすっていたり、布団などに目をこすりつけたりしていたら、それは目が痒かったり痛んだりしている可能性があります。また両目が均衡を保った大きさだったにもかかわらず、どちらかの目が細くなったり、開きが悪くなっていたり、しょぼしょぼしている様子があったらそれもまた目の異常でしょう。そのような様子が見られたら、目をチェックしてみましょう。そのような場合だけでなく、ボロニーズは人間との交わりをとても喜びますので、アイコンタクトをしていると、自然に目の様子も見ることができます。

 そんなときに、「なんだか目が乾いているようだ」逆に「涙がとても多くなって目から溢れる程になっている」「充血している」「目やにが多く出ている」「左右の目の開き具合が違ってしまっている」「目の中心が白くなってしまっていないか」「白目が黄色くなっていないか」「瞬膜が出てしまっていないか」などなどの様子を何気なく確認できると良いですね。目の病気には本当に多くの可能性があります。今日はそれらの様々な病気について書くことはできません。また改めて書く機会が与えられたらと思います。

 目の病気には目の状態が悪くなる病気と、目やまぶたの動きが悪くなる病気があります。目の状態が悪くなって痒みや痛みが見られる場合には、まずできるだけ早く獣医師に診察して頂きましょう。

 目の動きがおかしい、片目だけまぶたの動きがおかしいなどの場合には、脳と関連する神経的な問題である場合があります。これももちろん獣医師にできるだけ早く診てもらうのが良いでしょう。しかし、家でまず簡単な検査で飼い主が自分のわんちゃんについて診てあげることが出来ます。目に光を当てて黒目の大きさが変化する(瞳孔対光反射)かどうかチェックしたり、顔の横から目の前にすっと手を出してびっくりさせて目を閉じるか(威嚇瞬き反応)、目尻にそっと指をあてて目をとじるかどうか(眼瞼反射)チェックしてみるのです。これらの反応ができなければ、神経の問題である可能性があります。何度も申しますが、素人には限界があります。しかし、動物病院に連れて行く間にちょっとチェックできたら良いでしょう。また、具合に気づくのが深夜だったりした場合には、直ぐにERなどの受診が必要か?明日まで様子を見て受診するのがよいかという判断の材料の一部にもなります。必要であれば、病院でこれらのチェックをして頂いてその結果をしっかり獣医師から飼い主が質問して聞くのがよいと思います。

 目に痛みや痒みがある場合には、動物病院では逆さまつげが目を刺激していないか確認して下さったり、眼球に傷ができていないか、確認して下さいます。傷の確認のためには、緑色の染色液を目に点眼します。それによって傷の部分が浮かび上がって見えるようになります。この染色液の点眼をすると、あわせて分かることがあります。本来は目から鼻へ鼻涙管が通っていて、染色液は目から鼻へと流れていきます。ところがこの鼻涙管が詰まっていたり、未形成であったりすると染色液が鼻に流れてこないのです。そのため、いつも涙が鼻に流れず、目から溢れ出て涙やけの原因にもなってしまうこともあります。

 目に傷がついてしまう原因として一番多いのは、犬どうしの接触によることのようです。散歩中であったり、ドックランで、オフ会でなどなど、パッとあげた足が相手の目に入ってしまうと言うことがいくらでも起こるのです。そのような時にも「痛い、痛い」と大騒ぎするわけではないので、全く気づかずに帰宅するというようなことがあるのです。また、散歩中に草や木の枝で目を傷つけてしまうということもあります。ある人は、他のワンコと接触したり、散歩に行くときに、エリザベスカラー(手術の後などに傷口をなめないようにつけるカラー)をつけることを勧めている人もいます。

 症状によっては、涙の量を量って下さいます。どうやって量るかというと、目とまぶたの間に「シルマー試験紙」と言う短冊状の紙を挟んで、一分間でどのぐらい涙が試験紙に染みこんだかを調べるのです。涙が多く出過ぎている場合には、目の中に何らかの刺激(炎症が起こっていたり、異物、腫瘍などがあって)がある可能性があります。まだ、分泌されている涙の量に異常は無いのに、鼻に流れ出ていくことができずに、涙が目に多く溜まってしまうこともあります。また、涙の量が少ない場合には、ドライアイなどの可能性があります。

 また、眼圧を計ることも大切な検査です。緑内障などを早期に発見するためには眼圧の測定が有効です。ただ、どこの動物病院にも眼圧計が用意されているわけではないようです。かかりつけの動物病院に眼圧計があるかどうかは、それとなく確認できると良いでしょう。

 いつでも記すことですが、基本的に専門家である獣医師に愛犬の診断と治療をお任せするのですが・・・。しかし、一番身近で愛犬の様子を見ている飼い主だからこそ、自分でチェックしてあげられることもあるでしょうし、「この症状でこの検査は必要があるのではないでしょうか?」など獣医師にお願いすることができるかもしれません。大切な愛犬のために力を合わせるのです。このブログがそのための小さな一助になればといつも願っております。

知っておくべき大切なこと・・・ボロニーズのために

動物病院で「点滴しますね!」と言われたら、静脈点滴(針を静脈に刺してそこに薬剤などを流し込みます)か皮下点滴(皮膚の下に針を差し込んで輸液を行います)のどちらかが一般的です。

 人間では、「点滴」と言われたら静脈点滴しか思い浮かばなかったのですが、最近は、高齢者の脱水症対策などのために、人間でも皮下点滴が行われる場合があるそうです。

 大切なボロニーズですから、病気になんかならなくてすめばそれがなによりです。しかし、病気になってしまったときに、また体調不良を起こしたときに、獣医師にきちんと治療して頂きたいという思いと、できるだけこれまでどおり家で過ごすことができるようにしてあげたいという両方の思いを持つのではないでしょうか。そのような時に、「在宅獣医療」という可能性があることを、頭の片隅にでも留めておくのが大切だと思っています。

 「在宅獣医療」を広く理解すれば、獣医師に処方して頂いた薬を家で飲ませるのも在宅医療でしょう。皮膚病であれば指示された薬用シャンプーで洗ってあげることもそうでしょう。もう少し狭く考えると、糖尿病のためのインスリン注射、在宅酸素療法(ゲージ中を高酸素濃度にして行う療法です)、そして皮下点滴(輸液)などがあります。

 動物病院の待合いで見ておりますと、時々、「点滴の医療ゴミ持ってきました」とおっしゃっておられる方を見かけます。「ああ、ご自宅で愛犬の点滴を毎日なさっておられるのだな。」と見ております。

 そうなんです。私も最初は知らなかったのですが、動物の皮下点滴は、獣医師の指導をいただけば、私たちが自宅でしてあげることができるのです。もちろん最初はおっかなびっくりです。しかし、いざというときに、自宅で皮下点滴ができるということには、多くの利点があると思われます。

 とってもデリケートで家族を愛するボロニーズです。病院で入院しているよりも大好きな家でいられる方が、どれほどストレスが少ないでしょう。もちろん、病気や症状によって皮下点滴など不必要なこともあれば、あるいは静脈点滴でなければならない場合などもあるでしょう。もちろん、獣医師の診断によって、この子は皮下点滴ができると良いのだけれど、という場合以外は考えられません。一概には言えませんが、脱水症状、肝臓、膵臓などの疾患などの場合に、皮下点滴が意味のある場合があります。ただ、なかなか獣医師の側からは、「ご自宅で皮下点滴して下さいますか?」とは言えないようなのです。また、獣医師によっては、最初から自宅での皮下点滴など考えられないと言われる先生もあるようです。そうすると、入院治療あるいは、毎日点滴のために動物病院に通わなければならないと言うことになってしまったりします。しかし犬種的な特徴として、ボロニーズは精神的にとても感受性が高いと言われています。この感受性の非常に高いボロニーズがかえって、病院に入院することや、毎日通院することで、受けるストレスと言うことを考えれば、この在宅医療ということは非常にボロニーズにとっては知っておかねばならないことでしょう。

 もし積極的に「在宅獣医療」を認めてくださる先生であったら、勇気を持って獣医師と協力して皮下点滴にも挑戦してよいと思うのです。点滴にやり方などは、獣医師が丁寧に説明して下さいますし、心配であったら、一回獣医師の目の前でやらせて頂いて、こつをつかんでから自宅で行うということも良いでしょう。自分にはできないなどと諦めないでください。それは、先にも書いたように、ボロニーズにとって家族と共にいることができる「自分の家」にいられることが、どれほど大切なことかと思うからです。

これから暑い季節に向かっていきます。季節の変わり目も経験しながら暑い夏に突入します。
この時期、体調を崩すと、脱水症状を起こしたり、電解質のバランスを崩したりします。そんなときも、病院に通わずに、
家で適切な皮下点滴が出来れば、精神的にも非常に繊細なボロニーズの負担を取ってあげることが出来るでしょう。

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

QRコード

QR